鋳物六千年の「技」を伝承する

栄鋳造株式会社

造った鋳物は2,000種類以上。多様なニーズに応えてきた実績。

75年超の歴史を持つ栄鋳造は、
銑鉄鋳物から銅合金・ステンレス・アルミ鋳物、さらには加工・組立てまで行っています。
また、それぞれが専門分野を持つ協力工場のネットワークも有しており、少ロット・多品種生産や短納期はもちろん、
試作品1つからでも製造するなどお客様の幅広いニーズに対応。2,000種類以上にも及ぶ多彩な鋳物を鋳造してきました。

生産品目表

車両・船舶関係、バルブ、ポンプ、各種金型等。0.1kg~600kgの鋳物製品全般

生産品目 特長
ねずみ鋳鉄
(主にFC200~300)
切削加工性や耐摩耗性、耐熱性、振動吸収性等に優れ、自動車部品や各種機械部品などの製造に向いています。
球状黒鉛鋳鉄 ねずみ鋳鉄に比べ強度は数倍、靭性や耐衝撃性にも優れることから、
自動車のエンジン部分や足回りの部品、マンホール、建設資材など強度が求められる部品に適しています。
各種銅合金鋳物 導電性や熱伝導率、耐食性、耐磨耗性等に優れ、バルブやコックなど液体が通過する部分によく使われています。
ステンレス鋳物 サビにくい材質で、耐食性や耐熱性が求められるところに
幅広く使用されています。
アルミ鋳物 重量が鉄鋳物の約3分の1と軽く、加工性に富んでいる等の特長から、自動車のホイールや門扉などに利用されています。

鋳造の流れ

お客様からの依頼内容をもとに、見積りを作成・提示します。

お客様より、正式に発注を受けます。

お客様より生産依頼された製品図面から、鋳型の基となる模型を作ります。

溶湯を注ぎ込む鋳型を作ります。

鋳型に溶湯を流し込みます。

バリや不要な部分を丁寧に取り除き、きれいに仕上げます。

寸法、形状、硬度などを厳重チェックします。

品質チェックに合格した製品を、納期に間に合うよう梱包・出荷します。

完成した鋳物に機械で加工を施したり、組立てて1つの製品に仕上げたりします。

機械加工後、及び組み立て後の製品として品質に問題がないかを入念にチェックします。

品質チェックに合格した製品を、納期に間に合うよう梱包・出荷します。

型製作、及び造型は製品の品質・完成度に直接関わってくる工程のため、継ぎ目など精度が要求される部分は熟練の職人による手作業で行っています。

当社は技術と経験が最大限に発揮できる手作業にこだわっています。また、コークス炉を使用しているため、溶湯を大量に必要とする自動車や船舶、建設機械などの部品鋳造が得意です。

協力工場ネットワークも活かしつつ、緊密連携でご要望通りの製品に仕上げます。

製品例